FXをMT4の自作EAを利用して、逆指値注文のトラリピEAを運用しています。
今回は逆指値注文のトラリピEAの運用時のパラメータについてご紹介します。
通常のトラリピと逆指値注文のトラリピEAをご紹介します。
買い注文の場合、通常のトラリピは下図のようなイメージです。
価格が下降していく段階で買い注文が入り、上昇していく段階で順次、決済していきます。
逆指値注文のトラリピEAの場合は、下図のようなイメージです。
価格が上昇していく段階で買い注文が入り、さらに上昇すると順次、決済されていきます。
逆指値注文のトラリピEAを運用時に設定するパラメーターをご紹介します。
ソースコードや実行オブジェクトのダウンロードはこちらの記事からどうぞ。
逆指値注文のトラリピEAのパラメータ
逆指値注文のトラリピEAパラメータ設定画面になります。
1項目ずつ解説していきます。
マジックナンバー
マジックナンバーとは、EAがオーダーを出す時に個別に割り当てることのできる数値です。
MT4ではチャートごとに1つのEAを動作させることができます。
2つの通貨で1つのEAを動かすにはチャートを2つ開き、それぞれでEAを動かすことになります。
チャートごとでオーダーを見分けるために、固有のマジックナンバーを設定する必要があります。
ロット数
エントリー時のロット数になります。
0.01が1,000通貨になるので注意してください。
売買
買いの場合は【Buy】、売りの場合は【Sell】、両建ての場合は【Both】を選択してください。
トラップ数
範囲内に仕掛けるトラップの本数を設定します。
上限レンジ
トラップを仕掛ける範囲の上限価格を設定します。
下限レンジ
トラップを仕掛ける範囲の下限価格を設定します。
利益幅
利益幅の設定です。
【カナダ/円】で30pipsの利益幅を設定する場合は0.3と設定します。
【AUD/NDX】で300pipsの利益幅を設定する場合は0.003と設定します。
損切幅
損切幅の設定です。
pipsではなく、価格で設定してください。
例えば、85.34でエントリーし、85.14で損切する場合は0.2と設定します。
ゼロでもOKです。
運用実績について
テストを兼ねての運用実績になりますが、
2021年6月23日~2021年7月15日の期間、逆指値注文のトラリピEAを運用し、下記の利益が発生しました。
- 通貨:AUD/NZD
- 運用資金:200,000円
- 利益:9,485円
- 利益率:4.7%
運用環境について
逆指値注文のトラリピEAを運用している環境は下記です。
- 楽天MT4口座
- FX専用VPS【お名前.com デスクトップクラウド for MT4】
自宅のPCをつけっぱなしにしてもMT4を運用させることができますが、
私はFX専用VPSを契約して、サーバー上でMT4を稼働させています。
マネースクエアのトラリピでも紹介されているハーフアンドハーフの考え方で
逆指値注文のトラリピEAを運用しています。
逆指値注文のトラリピEAのダウンロード
逆指値注文のトラリピEAのダウンロードについて紹介します。
ソースファイルとコンパイル後の実行オブジェクトの2つ、ダウンロード可能です。
ソースファイルのダウンロードはこちらになります。
コンパイル後の実行オブジェクトのダウンロードはこちらです。
FX専用VPSを契約すれば、24時間365日安定して、MT4を稼働させることができます。
もしよろしければ、こちらにリンクを通して、契約していただければ嬉しです。