日本株に投資する投資信託を調べていると
日経平均連動型とTOPIX連動型のインデックスファンドがありました。
日経平均、TOPIXと言う言葉はニュースなどで聞いたことがあるのでですが、
なんとなく知ってるようで知らなかったので調べてみました。
日経平均とTOPIXの比較
日経平均とTOPIXの違いをまとめてみました。
項目 | 日経平均 | TOPIX |
---|---|---|
算出元 | 日本経済新聞社 | 東京証券取引所 |
対象銘柄 | 日本経済新聞社が選ぶ225銘柄 | 東証一部上場全銘柄 |
組入比率 | ダウ式計算ルールに則って算出した価格平均指数 | 浮動株時価総額加重型 |
銘柄入替 | 年1回(10月)入替 | 定期的な入替はなし |
日経平均は日本経済新聞社が算出元になっていたんですね。
組入比率の詳細については下記のリンクを参照ください。
わかりやすく説明されています。
日経平均は255銘柄に投資されていますが、
TOPIXは東証一部上場全銘柄に投資されています。
東証一部上場銘柄なので、2000銘柄ぐらいに投資されています。
分散投資という観点で見ると、TOPIXに軍配が上がります。
日経平均の構成銘柄
日経平均の上位10銘柄の比率は以下の通りです。(2018/1/13時点)
銘柄 | 組入比率 |
---|---|
ファーストリテイリング | 7.32% |
ファナック | 4.81% |
ソフトバンク | 4.28% |
東京エレクトロン | 3.42% |
KDDI | 2.64% |
京セラ | 2.41% |
ダイキン工業 | 2.16% |
信越化学工業 | 1.87% |
テルモ | 1.74% |
日東電工 | 1.62% |
日経平均の1位はファーストリティリング、つまりユニクロが7.32%を占めています。
銘柄を見てみると、トヨタが上位10銘柄に入っていません。
ファーストリティリングよりもトヨタのほうがグローバルに展開していますし、
トヨタが上位10銘柄に入っていないのは疑問です。
TOPIXの構成銘柄
次はTOPIXの上位10銘柄の比率は以下の通りです。(2018/1/13時点)
銘柄 | 組入比率 |
---|---|
トヨタ自動車 | 3.35% |
三菱UFJフィナンシャルグループ | 2.16% |
ソフトバンクグループ | 1.65% |
NTT | 1.62% |
ソニー | 1.36% |
三井住友フィナンシャルグループ | 1.33% |
ホンダ | 1.32% |
キーエンス | 1.25% |
KDDI | 1.11% |
任天堂 | 1.09% |
TOPIXはトヨタ、三菱UFJ、ソフトバンクが上位にきていて、
規模の大きな会社ほど比率が高くなっているように思います。
日本株式全体に投資する意味ではTOPIXのほうが向いている
投資対象銘柄が日経平均では255社に対し、
TOPIXでは東証一部上場全銘柄に投資しています。
日本株式全体の動きを反映しているのは日経平均よりTOPIXです。
分散投資の観点でもTOPIXのほうが分散度が高いです。
日経平均は日本経済新聞社が独自に選んだ255社なので、
銘柄数が少なく、分散度が低いです。
構成銘柄を見ても、日経平均の1位がファーストリティリングと言うのは疑問です。
素人からみても、トヨタが1位に来るのが妥当だと思います。
TOPIXでは構成銘柄の1位にトヨタがきています。
TOPIXのほうが日本株式市場全体の値動き、そのものを表していると思います。
日本株に投資するというコンセプトで考えると
TOPIX連動型のインデックスファンドが妥当だと思いました。
それではありがとうございました!