【本記事をざっくり言うと】

  • Synology Cloud Syncを使用し、Amazon プライムフォトへ写真を自動バックアップさせる設定をご紹介
  • Synology NAS DS218jを使用
  • クラウドサービスを使用して、NASの写真データをバックアップをとることが可能になる

Amazonプライムフォトは画像データを縮小などされることなく、無制限にアップロードすることができるクラウドサービスです。

利用されている方も多いはずです。

無制限にアップロードできるので、NASに保存している画像データのバックアップ先に設定することも可能です。

NASとAmazonプライムフォトに保存できるようになれば、NASのHDDに異常が出ても、

Amazonプライムフォトにもデータがあるのでデータが消失する可能性はほぼゼロになるような気がしています。

そこで今回は下記２点が実現できる【Cloud Sync】の設定方法をご紹介します。

  • Synology NAS DS218jに保存している画像データのバックアップ先として、Amazonプライムフォトを指定
  • 自動でNAS→Amazonプライムフォトへバックアップされるようにする

する。

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Cloud SyncでAmazon プライムフォトへ写真を自動バックアップさせる設定をご紹介【Synology NAS DS218jを使用】

設定方法のご紹介の前にAmazon DriveとAmazonプライムフォトの違いについて説明します。

AmazonプライムフォトはAmazon Driveの一部であり、Amazonプライムフォトで保存したデータもAmazon Drive内のストレージに保存されることなります。

Amazon プライムフォトとは下記のようにまとめられます。

Amazon プライムフォトとは

写真データに限り、容量無制限でAmazon Driveのストレージに保存できる

Cloud Syncの設定方法をご紹介していきます。

Cloud Syncのインストール

パッケージセンターの検索から「Cloud sync」を入力し、検索します。

検索結果からインストールボタンを押すと、インストールが開始されます。

Cloud Syncの設定

インストールが完了すると、パッケージセンターの画面上のCloud Syncアイコンに「開く」ボタンが表示されるのでクリックします。

クラウドプロバイダーの選択

クラウドプロバイダーを選択します。今回は「Amazon Drive」を選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

Amazonアカウントでのログインを求められます。

「Eメールまたは携帯電話番号」と「パスワード」を入力し、「ログイン」ボタンをクリックします。

Cloud SyncがAmazonアカウントの情報にアクセスすることへの確認画面が表示されるので、「許可」ボタンをクリックします。

NAS側のアドレスとポートにアクセスしてもいいか？というメッセージが表示されれるので、「Agree」をクリックします。

タスク設定

同期させるフォルダなどの指定を行います。

設定する項目は下記４つになります。

  • 接続名：初期表示が「Amazon Drive」。必要に応じて、変更可能。
  • ローカルパス：バックアップをとりたいNAS側のフォルダ指定。
  • リモートパス：Amazon Drive側のバックアップ先フォルダの指定。
  • 同期方向：【双方向】【遠隔で変更のみダウンロード】【ローカルで変更のみアップロード】の3種類から選択。

【同期方向】で選択できる3種類についてご紹介します。

双方向について

NAS側で変更があった場合、Amazon Driveに同期。Amazon Drive側で変更があった場合、NAS側に同期。の2パターンに対応

遠隔で変更のみダウンロードについて

Amazon Drive側で変更があった場合NAS側に同期

ローカルで変更のみアップロードについて

NAS側で変更があった場合Amazon Driveに同期

今回は下図のように設定を行いました。

  • 接続名：「Amazon Drive」
  • ローカルパス：/photo/????
  • リモートパス：/Synology/????
  • 同期方向：【ローカルで変更のみアップロード】

【同期方向】で「ローカルでの変更のみアップロードします」を選択すると、

「ソースフォルダでファイルが削除されている場合は同期先フォルダでファイルを削除しないでください」にチェックするかしないかの選択が表示されます。

ここのチェックをしなかったら、NAS側で画像を削除した場合、Amazon Drive側にアップロードされている画像も削除されてしまいます。

削除されては困るので、チェックを入れておきます。

次にスケジュール設定です。

スケジュール設定ボタンをクリックすると、下図が表示されます。

毎日、夜中にバックアップが行われたらいいので、

深夜１時に動作するようにスケジュールを設定しています。

設定の確認（詳細設定）

タスク設定が完了すると、下図のような設定の確認画面が表示されます。

ここでは下記、２点を設定します。

  • ローカルパスで指定したフォルダ内での細かいフォルダ指定
  • ファイルフィルタの設定

詳細設定をクリックすると、まずフォルダ指定の画面が表示されます。

ローカルパスで指定したフォルダ内がさらにフォルダ分けされている場合、どのフォルダを同期するかを選択することができます。

今回は変更なしとしておきます。

次にファイルフィルタの設定です。

Amazon Driveは画像のみ、無制限アップロードとなっているので画像のみにチェックを入れます。

OKボタンをクリックします。

これですべての設定が完了です。

Synology DS218jのCloud Syncの設定方法をご紹介しました。

Synology DS218jの【Cloud Sync】を使用して、Amazon Driveに画像をバックアップできる設定をご紹介しました。

Amazon Drive以外にもクラウドプロバイダーは選べれるので、参考にしてみてくださいね。